桜さらさら       
        イトウ柑平


桜さらさら咲くその下で

終わり始まる

新の道


かおる香りにまどわされ

それさえのぞむ一刻(ひととき)に

気付けばすでに光消えだし

なげき止まらぬ世の巡り


桜はらはら散るその前に

潰さず掴めばあたたかく

手に香(か)の残る

春のはなびら














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